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Tour Report

釧路湿原国立公園の水と秘境を巡るアドベンチャートラベル 3日間

2025.10.17(金)— 10.19(日)

釧路湿原国立公園

Overview

このツアーで
体験できること

日に日に秋色が深まる釧路湿原国立公園を、「水」をキーワードにハイキングやカヌーで探訪しました。道東の美しい村、鶴居村が旅の基点です。

Schedule

ツアースケジュールの目安

DAY 1

発着
釧路空港
食事
昼食・夕食
宿泊
ホテル夢工房
集合
釧路空港集合(9:40)、専用車で温根内ビジターセンターへ。
散策
ビジターセンタースタッフより、釧路湿原についてのレクチャーを受け、湿原内の木道を散策。
昼食&ストリングチーズづくり
牧草地を見渡す丘の上に立つレストランで、昼食と鶴居村の生乳を使ったストリングチーズ作り体験を楽しみます。
ハイキング
午後、地元のガイドと一緒に釧路湿原の源流部の森をハイキングします(徒歩約1時間30分)。
ビール工房見学
その後、小学校の建物を活用したブルーワリー“Brasserie Knot(ブラッスリー・ノット)”を見学します。
チェックイン
森の中にたたずむオーベルジュ、ホテル夢工房に宿泊します。

DAY 2

食事
朝食・昼食(弁当)・夕食
宿泊
ホテル夢工房
移動
朝、専用車で宮島岬のトレイルヘッドへ。
宮島岬トレッキング
村認定の専門ガイドと一緒に、ミズナラやカエデの美しい森が広がる丘陵地帯のトレイルを、釧路湿原の展望地を目指して歩きます。宮島岬の先端から眺める、どこまでも広がる釧路湿原の眺望は格別です。(徒歩約5時間)
温泉
トレッキング後は専用車で、つるいむら湿原温泉ホテルへ。源泉かけ流し温泉とバレルサウナの入浴体験。
移動
専用車で、宿に戻ります。道中はタンチョウなど野生動物にもで合えるチャンスがあります。
木のぬくもりあふれる、夢工房での滞在をお楽しみください。

DAY 3

発着
釧路空港
食事
朝食
移動
朝、専用車で塘路湖(とうろこ)へ。
カヌー
専門ガイドの案内で、カヌーで川下りを楽しみます。塘路湖を出発し、釧路湿原に沿って流れる釧路川をのんびりと下ります。釧路川は蛇行しているため流れも緩やかで、初めての方でも安心して楽しむことができます(約3時間)
ショートエクスカーション
専用車で、釧路市内のショートエクスカーションへ。鮭番屋(昼食・各自払い)、釧路和商市場、幣舞橋などに立ち寄ります。
解散
夕方、釧路空港へ。(解散予定時間 17:30頃)

Daily Digest

ツアーのダイジェスト

2025.10.17(Fri.)

曇り(14℃ / 9℃)

当日の服装
道東は既に秋の盛りに差し掛かっていました。フリースなどのミッドレーヤーやシェルをみにつけて散策を楽しみました。

10:30

温根内ビジターセンター

釧路空港に到着し、まず向かったのは釧路湿原国立公園の東側に位置する温根内ビジターセンターです。インタープリターの方から釧路湿原の成り立ちなどについて解説を受けた後、湿原の中に伸びる木道をたどりヨシ、スゲが広がる展望地へ。鈍色の空の下、草紅葉が進んだ湿原がどこまでも広がっていました。

ビジターセンターの藤原さんが解説してくださいました。

遮る物のない水平的な景観が広がります。かつては不毛の地と思われていた場所から一転、地道な保護の運動によってラムサール条約の登録地や国立公園に指定されたという経緯を持つ貴重な場所です。

鶴居村の名前の由来にもなっている鶴=タンチョウが出迎えてくれました!一時は絶滅の恐れもあったタンチョウも、地域の方々の保護活動により個体数は回復傾向にあります。

12:30

鶴居村の丘の上に立つオーベルジュ

美しい村連合にも加盟する鶴居村へ。秋色に彩られた牧歌的な景色の中を進み、丘の上にあるオーベルジュでストリングチーズ作り体験とランチを楽しみました。

オーベルジュのオーナーから、ストリングチーズの作りを教わりました。
「鶴居村は、環境が良いので乳質がとても良く、チーズもとっても美味しいんですよ。」

紙パッケージに、思い思いに絵を描き完成!

14:30

釧路湿原の源流部の森の散策

午後は、釧路湿原源流部の森の散策へ。西側に広がる阿寒摩周国立公園によって蓄えられた水が、釧路湿原を潤す水の源になっているそうです。

鶴居村役場の和田さんが案内してくれました。
「鶴居村では林業が主要な産業のひとつですが、豊かな水や美しい景観を守るために、森林の施業方法にもこだわっています。森で蓄えられた豊かな水が、釧路湿原やそこに暮らす生き物、そして私たちにとってかけがえのない恵みのもとになっています。」

レモンイエローに色づいたカツラ。落ち葉の甘い香りが、しっとりとした森の土の匂いとともに辺りに満ちていました。

源流部の森の散策のあと、今回の旅をコーディネートしてくださった「むらづくり鶴居」の鳥海さんが、小学校の廃校跡で鶴居村の水を使いビール造りを行うブリューワリーに案内してくれました。
「ここは量り売りをしてくれるので、週末は私もマイボトルを持ってよくお邪魔してるんですよ(笑)。」

Brasserie Knotのオーナー。
「小学校の跡地を改装して、体育館だった場所で醸造しています。道東の自然と調和した味わいを目指してビール造りをしています。」

17:00

森の中にたたずむオーベルジュでの滞在

鶴居村に滞在中は、ホテル夢工房に宿泊しました。

木の温もりを感じるラウンジ

5コースの素晴らしいお食事でした。

2025.10.18 (Sat.)

曇り(14℃ / 3℃)

当日の服装
この日もミッドレーヤーやシェルを身に着けて出発。足元はトレッキングシューズで。

朝は、ダイニングの目の前にやってくる、愛らしい野鳥に皆さん釘付けです。

9:30

宮島岬トレッキング

2日目は、釧路湿原を望む絶好の展望地、宮島岬を目指すトレッキングへ。鶴居村認定ガイドの和田正弘さんと一緒に、宮島岬を目指しました。

丘陵地帯のミズナラや落葉樹の美しい森を抜け、宮島岬へ。

宮島岬からは息を呑む景観が広がっていました。湿原の中をエゾシカや野鳥が行き交っていました。

鶴居村で生まれ育ち、写真家、ネイチャーガイド、宿のオーナーとして鶴居村のすばらしさをゲストに伝えてきた和田さんにとっても、宮島岬は特別な場所だそうです。
「宮島岬からの眺めは格別ですね。釧路湿原はその昔海だった場所と言われていますが、ここに立つと海が想像できます。」

宿に戻る途中もたくさんおタンチョウと出会うことができました。

2025.10.05 (Sun.)

晴れ(13℃ / -2℃)

当日の服装
カヌーイングをするため、グローブ、サングラスなどの小物類も身に着けて出発。

9:30

釧路川 リバーカヌー・ツーリング

3日目は釧路湿原を抱くように流れる釧路川をカヌーを使って下ります。

かつての海の名残りだったと言われている塘路湖からカヌーで出発。

支流を縫うように進みます。

エゾシカがのんびりと草を食んでいました。

カヌーガイドさんが、バーナーでコーヒーを淹れてくれました。
「アルコールバーナーは音がしないから、自然の音を存分たのしめるでしょ。」
パドルをテーブルに、温かいコーヒーをいただきました。なんと粋な演出!

釧路川の流れに身を任せてのんびりと川下りを楽しみます。

ミヤマカケスやヤマセミ、カモの仲間などが河畔林から時折姿を現し、湿原からはエゾシカのラッテンコール(繁殖期の雄鹿が雌鹿を求めて発する声)が聞こえてきます。

細岡でカヌー上陸。カヌーで10kmも下りました!

釧路湿原を潤してきた水が夕日に輝く太平洋に旅立ってゆくところを見送りながら、旅を締めくくりました。


釧路湿原国立公園を潤す「水」をキーワードに巡った3日間の旅。国立公園の湿原をはじめとした水辺の環境や丘陵地帯の豊かな森は、いのちの揺りかごそのものでした。循環する水が、多様な生き物を育む場所。そして私たちもまた生き物の一員として、いのちといのちの繋がりの中で、その恩恵を受けていることを強く実感する、そんな旅でした。

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