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Tour Report

石川直樹と旅する伊勢志摩国立公園 3日間

2023.11.03(金)— 11.05(日)

伊勢志摩国立公園

Overview

このツアーで
体験できること

二千年以上もの歴史を有する伊勢神宮をはじめ、多様な植物が息吹く神宮宮域林や、さまざまな形の島や半島が美しい海岸線をつくる英虞湾など、美しい海岸景観めぐりの楽しみが尽きない伊勢志摩国立公園。

今回は写真家である石川直樹さんを特別ゲストに迎え、伊勢志摩国立公園に息づく歴史や信仰、人々の営みと自然が織りなす里山と里海を訪ねる2泊3日の旅となりました。

Schedule

ツアースケジュールの目安

DAY 1

発着
伊勢市駅 集合
食事
朝- / 昼 -/ 夕-
宿泊
THY GUEST HOUSE
午後 伊勢市駅集合。
外宮参道ギャラリーにてブリーフィング&伊勢の歴史について学びます。サイクリングにて外宮や倭姫宮を巡ります。【所要1時間】
宿は伊勢でも人気が高いゲストハウスを貸切。夜は、地元の方も交えて、石川直樹さんのトークイベントを開催します。

DAY 2

食事
朝○ / 昼 ○/ 夕○
宿泊
クインテッサホテル伊勢志摩
早朝 宿出発 。
ガイドの案内で伊勢神宮内宮を早朝参拝します。 その後、朝熊山山頂展望台へ立ち寄ります。
その後、鳥羽港よりフェリーで神島へ。神島で石川さんとフォトハイクを楽しみます。
フェリーで鳥羽港へ戻り、ホテルへ。

DAY 3

発着
賢島駅 解散
食事
朝○ / 昼 ○/ 夕-
朝 志摩自然学校へ。
波穏やかな内海の英虞湾にてシーカヤックを楽しみます。【所要1時間30分】
昼食は、伊勢志摩で取れる魚介をメインとしたメニューを、海女さんの話を聞きながら召し上がります。その後、海女さんとともに海を守るための取り組みとしてビーチクリーンをおこないます。
午後、賢島駅解散

Daily Digest

ツアーのダイジェスト

2023.11.03 (fri) 晴れ (22℃ / 11℃)

当日の服装

天候に恵まれ、半袖や長袖1枚でも過ごせる気温だったが、夕方以降は少し冷え込み薄手のジャケットが必要な1日だった。

15:00

伊勢への玄関口、伊勢市駅に集合

伊勢市駅から外宮参道ギャラリーへ。全国から集まったゲストは顔が強張り緊張しているようだったが、石川直樹さんの登場もあり、ゲストたちの話し声が徐々に大きくなり緊張の糸がほどけていくようだった。伊勢のアウトドアショップBUD PALMSのオーナーであり、ガイドも務められている山本さんから伊勢神宮の紹介を聞き、外宮へと参拝に向かった。

伊勢神宮の正式名称は「神宮」である。全国約8万社の神社の中で、最大の聖域であり格別のお宮として崇敬を集めている。内宮と下宮の2つの正宮を中心として、14か所の別宮、109か所の摂社、末社、所管社の計125社もある神宮の総称が伊勢神宮であるとのこと。

14:30

伊勢神宮外宮参拝&ガイドウォーク

「伊勢神宮には案内板がありません。なぜだか分かりますか?」とガイドの山本さんが外宮の入り口でゲストに質問をした。言われてみれば案内板が一つも見当たらない。

「伊勢神宮は唯一無二の神宮なので案内板が必要ないのです。」鳥居をくぐり抜けて歩いていくと、空気が変わりひんやりとした冷たさを感じた。伊勢神宮は観光地ではなく信仰の場であることを実感した。

手水舎の作法について説明を頂いた。神社にお参りして清らかになるのではなく、清らかな状態で神様に会いに行く。手水舎で手を清めて身体の外側を清め、口を清めて身体の内側を清めるとのこと。作法の意味を理解しながら参拝するとより神聖な場所に思えてくる

手水舎の向いに楠の大木がある。看板がないので通り過ぎてしまいそうだが、平清盛が勅使として参向した際に、冠が枝にあたり切らせたという伝承がある。そのため清盛楠と呼ばれている。当時も神聖な場所ではあったが平清盛には逆らえず、切ってしまったのだろうと伝えられている。まさに驕る平家は久しからずだと妙に納得してしまった。

正宮は天照⼤御神のお⾷事を司る神である「豊受⼤御神」をお祀りしている。当時天皇であった雄略天皇の夢に天照大御神が現れ、丹波の国から豊受⼤御神をお迎えしてほしいとお告げがあった。一か所にいるのは息苦しい、ご飯も十分に食べられていないから、丹波の国から料理上手な豊受⼤御神をお迎えしてほしいとの伝記が残っている。天照⼤御神はよっぽどのグルメだったのだろう。

15:30

外宮参拝の後は倭姫宮を目指す

伊勢市役所に立ち寄り電動のレンタサイクルにまたがり約2㎞の道のりを漕ぎ、倭姫宮へ向かった。倭姫宮は倭姫命を祀っている。倭姫命は現在の伊勢神宮に天照大御神を祀った方であり、また神宮125社の中で最も新しいお宮でもある。

参道が長く神秘的な雰囲気に包まれ、美しい自然を堪能しているとあっという間に境内についた。

第10代の崇神天皇の時代疫病が流行、人口の半分が亡くなった。疫病を治める為には同床共殿に祀られていた皇祖である天照大御神を皇居の外へ出した。その後各地を移動して第11代の垂仁天皇の皇女である倭姫命が伊賀、近江、美濃などの諸国を旅し、伊勢の国に入られてご神慮によって現在の伊勢神宮に祀ったと言われている。

今年御鎮座100周年の佳節を迎えた。

19:30

石川直樹さんトークイベント

夜は石川直樹さんのトークイベントを開催。石川さんは現在、伊勢市を舞台とした作品制作も進めており、伊勢神宮や自然ばかりではなく、人々の日常の暮らしの風景も多く記録しているとのことだった。その他にも8,000m峰14座の最後の1つシシャパンマ遠征の話などもあり、会場は大いに盛り上がった。

2023.11.04 (sat) 晴れ (24℃ / 12℃)

当日の服装

早朝の内宮、朝熊山では少し肌寒く薄手の羽織が必要だったが、日中での神島はカットソー1枚でも十分だった。フェリーやバスでの移動も多く着脱しやすいウェアが適していた。

7:30

伊勢神宮内宮参拝後、朝熊山展望台へ

「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭でも唄われた、古来のお伊勢参りに倣い、伊勢神宮内宮と朝熊山の参詣から始まった。

山本ガイドの話には、ガイドブックに載っていない話も多く、ゲストは「ガイドが同行する参拝はすごく貴重ですね。」と興味津々に話を聞いていた。

10:45

鳥羽マリンターミナルから定期船で、神島へ

朝熊山展望台を後にして、神島へ向かうため鳥羽マリンターミナルへ移動。

約40分の船旅で神島を目指す。

12:35

神島フォトハイキング

神島は周囲約4キロの離島であり、漁業を中心とする島である。タコが有名とのことで島内には蛸壺がたくさん置いてあった。お腹が空いてきたところで、港から歩いて約5分の山海荘で昼食。山海荘名物であるタコ飯や焼き魚、お刺身など神島近海で獲れた新鮮な魚介料理を堪能した。

ガイドから神島の紹介とコースの説明があった。
「神島の名が示す通り、神の支配する島と信じられてきました。その神の支配する島を1周巡ります。各所に撮影スポットもたくさんございます。歩いて1時間くらいですが、今回は3時間ほどかけてゆっくり周ります。」島の中でどんな素敵な景色に出会えるだろうと胸を躍らせながら歩みを進めていった。

山頂近くの灯台から見える景色は絶景である。体の疲れが吹き飛んだ。

三島由紀夫の小説「潮騒」の話を聞く。物語のクライマックスシーンで描かれた監的哨跡もあり、クライマックスシーンを再現しようとゲストの中で盛り上がった。「潮騒」を読んで神島を訪れると、違った楽しみもできそうだ。

神島灯台は「日本の灯台50選」に選ばれている。全国3300基の灯台の中から国民の投票により選ばれたことから、神島灯台ファンの多さに驚かされる。

石川さんによる撮影のポイントレクチャーも開催。

15:30

フェリー乗船、志摩へ

神島との別れを惜しみつつ、次の目的地である志摩市へ向かった。

ちょうど時刻は夕暮れ、夕日になろうとする太陽の光を反射して海面がきらきらと輝いている。オレンジ色が混じる弱い日光がさっとゲストたちの顔を染めていく。

2023.11.03 (sun) 晴れ時々曇り(25℃/13℃)

当日の服装

日中は日が差しており、カットソー一枚でも十分の暖かさであった。カヤック体験では海の上で紫外線が強くなるので、つばの広い帽子やサングラスなどの対策が必要。

10:00

英虞湾シーカヤック

旅の最終日。カヤック体験へ向けバスに乗りこみ志摩自然学校へ移動。

カヤックの漕ぎ方や注意点の説明を受け、リアス式海岸として有名な英虞湾を漕いでいく。天候にも恵まれ、また内海のため波は穏やかだった。ゆったりと漕ぎながら大小の島々を周遊する。静かな海の上から眺める島の景色はなんとも格別だ。

12:45

ビーチクリーン実施

海女小屋施設の前にある浜辺でビーチクリーンを実施。

比較的綺麗に見える浜であったが、ごみに意識を向けると思っている以上にごみが目に付く。ペットボトルや発泡スチロール、中国や韓国から流れ着くゴミもあった。数十分のビーチクリーンだったが籠一杯になり、ごみ問題について改めて考える機会となった。

13:20

海女小屋にて昼食

ビーチクリーン後は、海女小屋で伊勢志摩の海鮮をいただく。海鮮の美味しい食べ方を熟知した海女さんが目の前で焼いてくれる絶品料理に舌鼓を打つ。

陽気な海女さんに漁の仕方や、歴史などを面白おかしく話していただいた。

海女さんの笑い声がゲストにも伝染して、笑顔が絶えない昼食となった 。

15:00

賢島駅に到着、解散