THE NORTH FACE Exploration Tour Presents
石川直樹と巡る尾瀬
隠れ里、檜枝岐村探訪と森と湿原のトレッキング 3日間
2026.08.18(火)— 08.20(木)
尾瀬国立公園
Overview
このツアーで
体験できること
2026年8月18日から20日、写真家でTHE NORTH FACEアスリートの石川直樹さんと、10名の参加者が尾瀬を訪ねました。旅の出発点は、福島県の檜枝岐村。山あいに受け継がれる暮らしと文化に触れた後、御池から森に入り、尾瀬ヶ原、尾瀬沼を経て大清水へと歩きました。
尾瀬小屋で過ごした夜には、写真や食、木道を使ったものづくりを通して、尾瀬の自然と人の関わりを考える時間も。歩いて出会った風景に、この地を守り続ける人たちの話が重なる3日間となりました。
Schedule
ツアースケジュールの目安
DAY 1
- 発着
- 会津田島発/檜枝岐村・旅館着
- 食事
- 昼食、夕食
- 宿泊
- ますや旅館、かぎや旅館の2施設に分宿
DAY 2
- 発着
- 檜枝岐村・旅館発/見晴・尾瀬小屋着
- 食事
- 朝食(弁当)、昼食(弁当)、夕食
- 宿泊
- 尾瀬小屋
DAY 3
- 発着
- 見晴・尾瀬小屋発/上毛高原着
- 食事
- 朝食、昼食(弁当)
Daily Digest
ツアーのダイジェスト
会津田島駅から檜枝岐村へ
8月18日、会津田島駅に集まった参加者の皆さんと石川直樹さんは、2台のジャンボタクシーで檜枝岐村へ向かいました。
今回の旅は、尾瀬の山々を歩く前に、その麓で暮らす人たちの文化を訪ねるところから始まります。
険しい山々に囲まれ、冬には深い雪に覆われるこの村には、土地の自然とともに育まれてきた暮らしが今も息づいています。
まる家で裁ちそばの昼食
檜枝岐村に着き、荷物を預けて「まる家」へ。昼食にいただいたのは、檜枝岐の郷土料理、裁ちそばです。村で親しまれてきた食を味わうことも、この土地を知る入り口。山へ入る前に、その麓に受け継がれる味を知るところから、旅が動き始めました。
星長一さんと巡る村内と歌舞伎舞台
食後、まる家の前で合流したのは、檜枝岐歌舞伎の元座長、星長一さん。星さんの案内で村内や歌舞伎の舞台を歩き、村の歴史と暮らしに触れました。夜には、この舞台で歌舞伎を鑑賞します。村を歩きながら聞いた話が、これから見る舞台を身近なものにしてくれました。

萩原舞さんの案内でミニ尾瀬公園へ
続いてミニ尾瀬公園へ。2階のスペースで、地域おこし協力隊の萩原舞さんから、武田久吉さんなどのお話を伺いました。山へ入る前に、尾瀬の自然や、その保護に力を尽くしてきた人々の歩みを知る時間となりました。
ますや旅館とかぎや旅館での滞在
夕方は「ますや旅館」と「かぎや旅館」に分かれ、それぞれの宿で夕食をいただきました。檜枝岐村で過ごす夜は、旅館での滞在から、村の舞台へと続いていきます。

檜枝岐歌舞伎を鑑賞
夕食後、檜枝岐歌舞伎の会場へ。村で260年以上受け継がれてきた奉納歌舞伎を鑑賞しました。昼間に星さんの案内で訪ねた舞台に、今度は観客として向き合います。村の話を聞いてから見る歌舞伎には、芸能を守り、次の世代へつないできた人たちの存在が重なりました。
歌舞伎を見終え、徒歩で宿へ戻りました。村の食を味わい、人の話を聞き、舞台を見る。尾瀬へ入る前に檜枝岐村で過ごした一日が、山の自然と麓の暮らしを知る旅の入り口になりました。


御池で朝食とガイドとの合流
翌朝は、朝食と昼食のお弁当を受け取り、早朝の檜枝岐村を出発。前川橋前のバス停から路線バスに乗り、御池へ向かいました。御池ロッジ前で朝食のお弁当をいただき、この日のガイドと合流します。
森と湿原のトレッキング
尾瀬マウンテンガイドの浅井理人さんの案内で、三条の滝を経て見晴を目指すトレッキングへ。荷物を背負い、御池から歩き始めました。ブナの森を抜けると湿原が広がり、水をたたえた池塘が現れます。歩くにつれて移り変わる景色に、尾瀬の自然の多様さを感じました。
石川さんと同じ道を歩き、ときには足を止めて風景を眺めます。森や池塘の細部にも目を向けながら、尾瀬の奥へ進んでいきました。



尾瀬の水を集めて流れ落ちる三条の滝
森の道の先で、三条の滝に立ち寄りました。尾瀬の水を集めた只見川が、ここでは勢いよく流れ落ちていきます。池塘にたたえられた水と、滝となって流れ下る水。その表情の違いが、森と湿原を歩く一日に、またひとつ別の風景を加えてくれました。


見晴の尾瀬小屋に到着
午後、見晴の尾瀬小屋に到着しました。この夜の宿は、湿原のそばに立つ山小屋です。森から池塘へ、そして滝へと歩いた一日が、山小屋の滞在へと続きます。17時30分から夕食をいただきましたが、この日はまだ、尾瀬を知る時間が残っていました。


OZE NATIONAL PARK FIELD TALK
夕食後は、石川直樹さんの写真を交えたトークへ。昼間に歩いた風景を思い返しながら、山小屋でも尾瀬を知る時間が続きます。
尾瀬小屋の工藤友弘さんからは、山小屋の取り組みやシカによる植生への影響を伺い、鹿肉も試食。湿原で起きていることを、食を通して身近に考えました。
最後は、三条印刷によるキーホルダー作り。役目を終えた尾瀬の木道とシカ革で、旅の記念を作りました。歩いた風景と、食やものづくりがつながる山小屋の夜でした。

尾瀬小屋から尾瀬沼へ出発
最終日は、尾瀬小屋で朝食をいただき、昼食のお弁当を受け取って、朝6時30分に出発しました。見晴から尾瀬沼を経て、大清水へ。前日は森や湿原、滝を訪ねましたが、この日はさらに、沼のある風景へと旅を進めます。

沼尻休憩所から尾瀬沼をたどる
湿原から森へ進み、沼尻休憩所でひと休み。その後も尾瀬沼をたどり、ビジターセンターへ向かいました。前日に見た池塘や三条の滝に、沼の風景が加わります。場所を変えるたびに水の表情が変わり、尾瀬を歩いた道のりが、水の流れを知る道のりにもなっていきました。



尾瀬沼ビジターセンターで自然保護の歴史を知る
尾瀬沼ビジターセンターでは、インタープリターの方から、尾瀬の自然や文化、ダムや道路の開発計画をめぐる歴史について話を聞きました。初日にミニ尾瀬公園で触れた自然保護の歩みを、今度は、実際に森と湿原を歩いた後に聞くことになります。
計画が進んでいたら、この風景はどうなっていたのでしょうか。歩いてきた場所を思い浮かべると、自然を守るために人々が重ねてきた選択を、より具体的に考えられます。昨夜、尾瀬小屋で聞いた現在の課題も、その歴史の先に続いています。

一ノ瀬休憩所でガイドとお別れ
三平峠を越えて一ノ瀬休憩所へ。御池から2日間、森や湿原を案内してくださった浅井さんとは、ここでお別れです。ひとつひとつの場所を知りながら歩いた道を振り返り、最後は大清水へ向かいました。


大清水から貸切バスで上毛高原駅へ
大清水まで下山し、ここからは貸切バスで上毛高原駅へ。檜枝岐村から入り、山のなかで一泊して歩いてきた道のりを終え、駅へ向かいました。
上毛高原駅で解散
上毛高原駅で解散し、3日間の旅を終えました。尾瀬を横断した道のりには、村で受け継がれる文化、森と水辺の風景、そして現地で聞いた人たちの話が残りました。
旅を振り返ると、尾瀬の木道が、歩いた風景と人の営みをつないでいます。昼間には湿原を歩く道として、夜には役目を終えた木を使うキーホルダーの材料として、木道に触れました。翌日には、その景色を守ってきた歴史を聞きました。尾瀬を知る入口は、歩くことだけでなく、現地の人の話を聞くことや、食べること、ものを作ることにもありました。
またこの場所を訪れたとき、歩きながら今回聞いた話を思い出せたら。そんなつながりが続いていくことを願っています。旅をともにした参加者の皆さん、そして檜枝岐村、尾瀬小屋、尾瀬沼ビジターセンター、三条印刷をはじめ、ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。