Women’s Retreat
出羽三山峰入り体験
生まれ変わりの旅 3日間
2026.08.22(土)— 08.24(月)
磐梯朝日国立公園
Overview
このツアーで
体験できること
山を歩くことと、祈ること。
古くから人々は出羽三山の山々を歩き、自然の中に身を置きながら、自分自身と向き合ってきました。
今回の旅の舞台は、山形県に位置する羽黒山・月山・湯殿山。豊かな自然に囲まれたこの地には、山を信仰の対象として敬い、自然とともに生きてきた人々の文化が今も受け継がれています。
旅では、先達の案内のもと、羽黒山の石段を歩き、月山の頂を目指し、湯殿山では滝行や勤行を体験しました。山々を巡る中で、その土地に根付く歴史や山岳信仰について学び、自然と人々の暮らし、そして祈りが深く結びついていることを知りました。
また、宿坊での滞在や地域の方々との交流を通じて、長い年月をかけて大切に守り継がれてきた文化に触れることができました。
ただ山を登り、美しい景色を楽しむだけではなく、自然への畏敬の念や、この土地に息づく「祈り」の意味を感じながら、自分自身と向き合う3日間の旅となりました。
Schedule
ツアースケジュールの目安
DAY 1
- 発着
- 庄内空港
- 食事
- 昼食、夕食
- 宿泊
- 宿坊 大進坊
午後は、先達山伏と一緒に随神門から凛とした杉並木がそびえる石段の山道をたどり、羽黒山を目指します。羽黒山までの道中は樹齢1000年の巨杉“爺杉”や五重塔(国宝)が迎えてくれます。
DAY 2
- 食事
- 朝食、昼食(弁当)、夕食
- 宿泊
- 湯殿山参籠所
DAY 3
- 発着
- 庄内空港
- 食事
- 朝食、昼食(弁当)
Daily Digest
ツアーのダイジェスト
庄内の食文化に触れ、出羽三山への旅が始まる
旅のスタートは、山形県の庄内空港。参加者が集合し、まずは鶴岡市にある「やさいの荘の家庭料理 菜ぁ」へ向かいました。
ここでは、地元の食材を味わいながら、庄内の豊かな自然と、その土地に根付く食文化に触れる時間となりました。
昼食後は、羽黒山の麓に位置する正善院へ。かつて羽黒山の宿坊を取り仕切っていた歴史を持つお寺でお話を伺い、これから巡る出羽三山への理解を深めていきます。
自家菜園で育てられた旬の野菜を中心に、有機・無農薬栽培にこだわった料理をいただきました。
「やさいの荘の家庭料理 菜ぁ」のご主人。庄内の豊かな自然の恵みを生かした料理で、私たちを迎えてくださいました。
羽黒山の麓に位置する正善院。先達から出羽三山の歴史や山岳信仰についてお話を伺い、この土地に受け継がれてきた文化への理解を深めました。

杉並木の石段を歩き、荘厳な祈りの空間へ
午後は、先達の案内のもと、羽黒山の石段詣へ。
随神門をくぐると、樹齢数百年の杉並木が続き、国宝・羽黒山五重塔が姿を現します。長い年月をかけて守られてきた自然と歴史を感じながら、山頂にある出羽三山神社を目指して石段を登りました。
道中では、先達から出羽三山の歴史や山岳信仰についてお話を伺いました。古くから人々が祈りを捧げ、歩いてきた道を自分たちの足でたどることで、この土地に受け継がれてきた信仰や文化をより身近に感じる時間となりました。
石段詣を終えた後は、この日の宿となる宿坊「大進坊」へ。夕食には、山菜などを使った色とりどりの精進料理が並びました。一品一品について説明を伺う中で、熱心にメモを取る参加者の姿も。見た目にも華やかな料理を味わいながら、土地の食文化や自然の恵みに触れるひとときとなりました。
山を歩き、歴史を学び、食を味わう。出羽三山の自然と文化に触れる、旅の初日となりました。





途中、二の坂茶屋に立ち寄ってひと休み。茶屋からは庄内平野を見渡す景色が広がり、歩いてきた道のりを振り返りながら、しばし景色を楽しみました。
石段を登り、羽黒山山頂の出羽三山神社へ。先達とともに歩き、最後の鳥居をくぐります。
羽黒山山頂の出羽三山神社にて、先達とともに参拝。神聖な空間の中で祈りを捧げます。
宿坊「大進坊」の精進料理。山菜などを使った彩り豊かな料理が並びました。
月山を越え、自然と信仰のつながりを感じる
旅の2日目は、早朝から始まります。宿坊「大進坊」で朝の勤行に参加した後、専用車で月山の8合目へ向かいました。
登山のスタートは、標高約1,400mに位置する弥陀ヶ原。湿原には大小さまざまな池塘が点在し、山麓とは異なる高山の自然が広がっています。
ここから先達山伏とともに、月山山頂を目指して歩き始めます。登山道では、移り変わる山の景色や植生を楽しみながら、一歩一歩進んでいきました。
月山は、出羽三山の中で「過去」を象徴する山とされています。山頂に鎮座する月山神社を目指し、古くから多くの人々が信仰を胸に歩いてきた道を、私たちも自分の足でたどりました。
山頂を経て、湯殿山口へと続く道を下ります。途中には鉄梯子や鎖場もあり、約6時間にわたる歩きごたえのある山行となりました。






月山山頂にて。
月山山頂に到着後は、山頂に鎮座する月山神社へ。
先達とともに参拝しました。古くから多くの人々が信仰を胸に登ってきたこの場所。自らの足で山頂まで歩き、参拝することで、かつて同じ道をたどった人々の営みに思いを馳せるひとときとなりました。






厳しい山道を越え、湯殿山参籠所へ
長い下山を終え、この日の宿となる「湯殿山参籠所」へ。
鉄梯子や鎖場もある険しい道のりを歩き終え、ようやくひと息。御神湯で疲れを癒し、夕食をいただきながら、月山での一日を振り返りました。


湯殿山参籠所での夕食時に見えた景色。宿の前に立つ大きな鳥居の向こうには、夕暮れの空が広がり、雲の切れ間から夕焼けがのぞいていました。
湯殿山 ― 言葉では語り尽くせない、祈りの体験
旅の最終日は、湯殿山参籠所での朝の勤行から始まりました。
その後、白い行衣に身を包み、先達の案内のもと滝行へ。冷たい水に身を置き、自然と向き合う時間は、これまでの山歩きとはまた異なる体験となりました。
続いて訪れたのは、出羽三山の奥の院とされる湯殿山。古くから「語るなかれ、聞くなかれ」と伝えられ、神域で見聞きしたことを人に語ってはならないとされてきた場所です。そのため、境内での写真撮影も禁止されています。
実際にその場所を訪れ、自分自身で体験するからこそ感じられるものがある。言葉や写真では伝えきれない、湯殿山ならではの時間が流れていました。
羽黒山の杉並木を歩き、月山の頂を越え、湯殿山で祈りの文化に触れた3日間。
自然の美しさだけではなく、その土地に生きる人々が長い年月をかけて守り、受け継いできた信仰や文化を知る旅となりました。




旅を終えて
今回の旅を通して感じたのは、出羽三山では自然と信仰が深く結びつき、人々が山を敬いながら、その文化を長い年月をかけて受け継いできたということでした。
かつては多くの参拝者が訪れ、宿坊も今より数多く存在していた出羽三山。時代とともにその姿は変わりながらも、今なお祈りを捧げ、行をするために山を訪れる人々がいて、その文化を大切に守り続ける人々がいます。今回の旅では、これまで知らなかった出羽三山の歴史や、今も息づく信仰の文化に触れることができました。
山を単に「登る場所」として捉えるのではなく、この土地の人々が山に何を感じ、何を大切にしてきたのかを知る。
先達の言葉に耳を傾け、自らの足で山を歩き、祈りを捧げる。そうした「行」の体験を通じて、自然と向き合うと同時に、自分自身の内面にも目を向ける時間となりました。
実際にこの地を訪れ、身体を通して体験したからこそ見えてくる、出羽三山の姿がありました。