知床国立公園は、北海道東部の斜里町と羅臼町にまたがり、また全域が世界自然遺産にも登録されている日本を代表するネイチャースポットです。
知床連山を中心に広がる原生林には、多くの野生動物が生息し、また半島近海には豊富な餌を求めて大型鯨類なども訪れ、生き物たちの、いのち躍動するドラマを間近で感じることができます。
そして冬のわずかひと時、“地の果て”とも言われるこの地にはアムール川で生まれた氷が、流氷としてオホーツクを渡沿岸に押し寄せ、稀にみる光景を作り出します。
今回の旅では、冬の知床を象徴する流氷の上を歩く「流氷ウォーキング」や原生林の中を歩く「スノーシューハイク」などのアクティビティを通じて、極寒の自然環境の中に息づく生命の営みを体感します。滞在中は、オホーツク海を望む高台に建つリゾートホテル「KIKI知床ナチュラルリゾート」に連泊。温泉やこの地ならではの旬の味覚もお楽しみいただけます。
【1日目】流氷の海を知る — オホーツクの自然に出会う
旅の初日は、女満別空港に集合後、網走の「天都山展望台」や「オホーツク流氷館」を訪れます。流氷館では、流氷が生まれる仕組みや、氷下に生きるクリオネなどの珍しい生物を観察。展望台からは、天候が良ければ白く輝く流氷の海と知床連山を一望できます。流氷という壮大な自然現象のスケールを肌で感じながら、翌日以降の体験への理解を深めます。夕方には、ウトロ地区の宿へ移動。温泉と食事を楽しみながら、知床の夜を静かに迎えます。
【2日目】雪と氷の大地を歩く — 森と流氷に抱かれる日
2日目の午前は、知床自然センターを起点に「スノーシューハイク」へ出発します。雪に包まれた原生林の中を、ガイドの案内でゆっくりと歩きます。動物たちの足跡をたどり、森に響く鳥の声を聞きながら、冬の生態系の営みに触れる時間。オホーツク海に流氷が接岸する時期には、雪原の向こうに白い海が広がる圧倒的な景観を望むことができます。
午後は、「流氷ウォーキング」へ。ドライスーツを着用し、実際に流氷の上を歩く非日常の体験です。海と氷がひとつになる世界で、光と風と音が織りなす静寂の時間を味わいます。
流氷がもたらす恵みと、その上で生きる動物たちの生命のつながりを感じることでしょう。
【3日目】生命を観る — 野生と共に生きる知床
最終日は、専用車で「野生動物ウォッチング」へ。
冬の知床を象徴する天然記念物オオワシやオジロワシが舞う姿を観察します。体長1メートルを超える猛禽類が翼を広げ、氷の海を見下ろす光景は圧巻。また、エゾシカやキタキツネなど、雪原を自由に駆ける動物たちとの出会いもあります。ガイドの解説を聞きながら、知床という生態系全体が「繋がり、生きていること」を実感できるひとときです。
凍てつく寒さの中で、確かに息づく生命たち。
知床の冬は厳しくも美しく、訪れる人に「生きる」ということを深く問いかけてきます。
氷と雪、森と命が織りなすこの地で、あなただけの“冬の冒険”を体験してください。
- オホーツク流氷館と天都山展望台で“流氷の世界”を知る
- 専門ガイドと歩く“白銀の原生林スノーシューハイク”(約3時間)
- 夕陽の時間に合わせて行う“流氷ウォーキング”体験(約1時間30分)
- 知床を象徴する“野生動物ウォッチングツアー”
- 日時
- 2026.03.07(土) - 03.09(月)
- 集合場所/時間
- 女満別空港集合 / 13:30
※女満別空港までの交通費は旅行代金に含まれません。
- 旅行代金
- ¥116,000(税込)
- 最少催行人数
- 10名(定員12名)
- 食事
- 朝2回・昼1回・夕2回
- アクティビティ時間
- スノーシューハイク:約3時間
流氷ウォーキング:約1時間30分
- 宿泊
- KIKI知床ナチュラルリゾート
〒099-4351 北海道斜里郡斜里町ウトロ香川192番地
TEL:0152-24-2104
https://www.kikishiretoko.co.jp/
※お一人部屋利用となります。同室をご希望の方は、アルパインツアーサービスまでお知らせください。
- 同行者
- ツアーリーダー(添乗員)は同行しませんが、ゴールドウインスタッフが全行程同行します。
アクティビティでは、専門ガイドが同行します。
- 装備について
- 装備表はこちら → 装備表
※スノーシューハイクでは、長靴、スキーウェア上下、防水性のスノーグローブ、ニット帽のレンタルが可能です。
詳細は装備表をご確認ください。レンタルをご希望の際はアルパインツアーサービス㈱へお申込みください。
(※先着順・数量限定)
※流氷ウォーキング用のドライスーツは全員分ご用意しています(事前予約不要)。
- 主要都市からのアクセス(参考)
- 【往路】
・ANA4861 札幌(9:30)発 → 女満別(10:20)着
・ANA4777/ADO 東京〈羽田〉(11:15)発 → 女満別(13:00)着
【復路】
・ANA4778/ADO 女満別(13:40)発 → 東京〈羽田〉(15:40)着
・ANA4866 女満別(14:40)発 → 札幌(15:30)着
※2025年11月現在の運航スケジュールです。
他にも複数の便がございます。
最新の情報は、必ず各航空会社の公式サイトにてご確認ください。
| 発着 | 女満別空港(13:30集合) |
|---|---|
| 食事 | 夕食 |
| 宿泊 | KIKI知床ナチュラルリゾート |

- 女満別空港集合後、専用車で網走の「天都山展望台」「オホーツク流氷館」へ(約30分)

- 天候が良ければ、天都山からはオホーツク海に広がる流氷や知床連山を一望でき、冬ならではの壮大な景観を楽しめます。オホーツク流氷館では、“流氷の天使”と呼ばれるクリオネをはじめ、流氷海域に生息する不思議な生き物たちを展示しています。

- 見学後、専用車でウトロへ(約1時間)。
- 温泉と食事が好評の「KIKI知床ナチュラルリゾート」にチェックインします。
| 食事 | 朝食・昼食・夕食 |
|---|---|
| 宿泊 | KIKI知床ナチュラルリゾート |

- 朝、専用車で「知床自然センター」へ。

- 「知床原生林スノーシューハイク」(約3時間)では、ガイドの案内のもと、遊歩道が整備されていない手つかずの原生林を歩きます。 初心者でも安心して参加でき、エゾシカやエゾリスなどの野生動物との出会いも期待できます。

- 午後は、「流氷ウォーキング」へ(約1時間30分)。 ドライスーツを着用し、オホーツク海に広がる流氷の上を歩きます。 流氷がもたらす生態系のつながりを学びながら、氷と海が織りなす世界を体感します。

- その後、ホテルへ戻ります。
| 発着 | 女満別空港解散(12:30頃着) |
|---|---|
| 食事 | 朝食 |

- 朝、「野生動物ウォッチング」へ。 オオワシ・オジロワシ、エゾシカ、キタキツネなど、冬の知床で暮らす動物たちを探しながら、自然との共生について学びます。

- その後、女満別空港へ(約1時間30分)。 着後、解散。
観光庁長官登録旅行業第490号
(社)日本旅行業協会正会員 ボンド保証会員 旅行業公正取引協議会会員
アルパインツアーサービス株式会社
千葉県四街道市大日420-3八洲ビル2階
Tel. 043-290-9699
info@alpine-tour.com
協賛:株式会社ゴールドウイン
・上記日程・発着時刻は、天候、交通機関の都合、現地事情、歩行ペース等などにより変更されることがあります。
・上記歩行時間は一般コースタイムであり、休憩・食事時間は含みません。
・直近の気象予報により荒天が予想される場合には、催行を中止または行程を変更する場合があります。
・流氷が着岸しない恐れがある場合、または流氷が観察できない恐れがある場合は、ツアーの催行を中止、または日程を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
・流氷ウォーキングには参加条件がございます。『身長130cm~190cm、体重110kg以下、小学生以上75歳未満、足のサイズ30cm以下』が参加条件となりますので、あらかじめご了承ください。
2日目のスノーシューハイクと流氷ウォーキングを、竹下 明伸さんが、3日目の野生動物ウォッチングを山崎 誠さんがご案内します。
竹下 明伸
野生動物ガイド
優しい物腰だが、テニスコートに立つと機敏な動きに驚く。フクロウのぬいぐるみを抱えながらサッカー観戦をするのが至福の時。ニックネームは「ケケ」。
山崎 誠
野生動物ガイド
令和6年度知床五湖登録引率者
人の笑顔と、ヒキガエルが好き。サッカーで鍛えた体育会系だが、ゆったり歩くカエルに小さな憧れを抱いている。ニックネームは「やまちゃん」。
※当日はガイドが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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