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阿蘇くじゅう国立公園 2025.12.12(金) - 12.14(日) 阿蘇くじゅう国立公園 Hike & Bike 火の国の大地と人の暮らしにふれる旅 3日間 阿蘇の雄大な自然と、草原や里山で生きる人々の知恵と文化にふれる旅

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Overview

阿蘇くじゅう国立公園の阿蘇エリアは、世界最大級のカルデラを有する阿蘇山を中心に、長い火山活動によって形成された雄大な地形と、その恩恵を受けながら人の営みが続いてきた草原・里山の景観が広がります。阿蘇の草原は自然にできたものではなく、放牧や野焼きといった人の手が加わることで維持されてきた「文化的景観」としての側面も持っています。

本ツアーでは、阿蘇山麓のカルデラ内に滞在し、ハイキングとサイクリングを通じて火山の大地を体感するとともに、茅葺文化や農、酒造といった地域の暮らしに触れながら、「自然とともに生きる阿蘇の暮らし」を体感し、学ぶ機会となりました。
阿蘇の自然・文化・歴史に精通したガイドの案内のもと、少人数でじっくりと阿蘇の魅力に向き合う3日間となりました。

Schedule
1日目 阿蘇の大地を歩く
発着 熊本空港発
食事 昼食(弁当)・夕食
宿泊 ゲストハウス オルサみなみあそ
  • 熊本空港集合(10:30)、専用車で阿蘇山上ビジターセンターへ
  • 地元の食材を使ったお弁当を草原の中でいただきます。
  • 午後、阿蘇山パノラマハイキングへ。天候や路面状況に応じて、中岳または杵島岳や烏帽子岳のハイキングし、火口原や草原の景色の中を歩きながら、雄大な火山地形を体感します。(徒歩約4時間)
  • 専用車で、入浴施設へ。その後、南阿蘇村の豊かな自然に囲まれた宿「オルサみなみあそ」へ。
2日目 南小国の里山をめぐる
発着
食事 朝食・昼食・夕食
宿泊 ゲストハウス オルサみなみあそ
  • 専用車で南小国町の瀬の本高原へ。
  • 阿蘇外輪山とくじゅう連山の境に位置する標高約900メートルの高原地帯から、南小国町をのんびり探訪するE-バイクでスタート。阿蘇五岳や外輪山、九重連山を望みながら草原の中の道を駆け抜けます。
  • 昼食は「Farm to Tableランチ」。地元の農家にお邪魔し、有機栽培の野菜を収穫し、採れたての素材を使った料理を味わいます。
  • 食後は、南小国の美しい田園風景の中のサイクリングを楽しみます。
  • 専用車で、入浴施設へ。
  • その後、ローカルレストランでの夕食にご案内します。
3日目 草原文化と人の技にふれる
発着 熊本空港着
食事 朝食・昼食
宿泊
  • 朝食後、専用車で阿蘇山の南東麓に広がる高森町へ。
  • 阿蘇エリアの中で、水の郷として知ら高森町からE-バイクでスタート。
  • 午前は茅葺職人を訪問し、屋根葺きの技や草原文化を学びます。しめ縄づくりにもチャレンジします。
  • E-バイクで阿蘇山ろくの山林の中にたたずむローカルレストラン「四季の味 むら本」へ。草原で取れた四季の山菜を使った「草原寿司ランチ」を楽しみます。
  • 食後、阿蘇の伏流水を使って酒造りを行う老舗酒蔵「山村酒造」でゴール。酒蔵見学と試飲体験を楽しみます。その後専用車で熊本空港へ。
  • 17:00頃に熊本空港で解散します。

Daily Digest

2025.12.12 (Fri.)

曇り時々晴れ(5℃/11℃)

当日の服装

気温は低く、5m/sほどの北東の風があり、体感はさらに低く感じました。ハイキング時には防寒着に加え、アクティブインサレーションや手袋、ニットなどを着用する参加者が多く見られました。冬の阿蘇らしい厳しさを感じる一日となりました。

10:30 熊本空港集合

空港に集合し、ジャンボタクシーにて阿蘇エリアへ移動します。
途中、草千里ヶ浜で阿蘇火山博物館に立ち寄り昼食や阿蘇の地理について学びました。その後、さらに標高を上げ、阿蘇山上駐車場へ。

13:00 皿山ハイキング

午後から阿蘇の山岳エリアである皿山(1,303m)へハイキングを楽しみました。阿蘇の火山活動によって形成されたダイナミックな地形と、人の手によって維持されてきた草原景観を体感しました。

道中では、登山道整備の取り組みや、阿蘇カルデラがどのように形成されたのかといった地形的な成り立ちについて学びました。また、草原が自然に存在するものではなく、放牧や野焼きといった人の営みによって維持されてきたことなど、阿蘇における「自然と人の関係性」について理解を深める時間となりました。
皿山の山頂に近づくと、青空も見え、素晴らしい景色が広がりました。中岳の火口が見える展望地にも立ち寄り、噴煙を上げる迫力の火口を望むことができました。

16:30 オルサ南阿蘇・貸切宿泊

夕刻には宿泊先であるオルサ南阿蘇へチェックイン。
宿は貸切で利用とし、ゲストハウスでありながら個室が完備されており、快適に過ごすことができました。夕食は赤牛のハンバーグを堪能。夕食後、共有スペースで参加者同士やガイドとの会話を楽しみ、交流を深めました。

2025.12.13 (Sat)

曇り時々晴れ(5℃/10℃)

当日の服装

サイクリングをおこなうため、動きやすい服装。寒さ対策、怪我防止のため露出は控えレイヤリングで調整。アウターは風を通しにくい、レインウェアなどを着用されるかたもいらっしゃった。

8:30 サイクリングと里山体験

2日目はEバイクで阿蘇周辺のスポットを巡るサイクリングを行いました。
外輪山や草原、集落をつなぐ道を走りながら、火山の恵みによって育まれてきた里山の風景を体感しました。阿蘇地域では、火山灰土壌と豊富な地下水を活かした農業が行われており、こうした自然条件が人々の暮らしを支えてきたことがガイドの解説からも伝わってきました。
昼食では、収穫体験から始まり、釜でのご飯炊き、里芋を蒸かす作業、だご汁の団子作りまでを食堂の方と参加者全員で協力して行いました。手間をかけて食事を作る過程そのものが、阿蘇の暮らしを体感する時間となり、食を通して地域文化への理解が深まりました。

13:00 サイクリングで地域の名所めぐり

午後は茅葺文化や寺院など地域の名所を巡り、信仰や暮らしが自然と密接に結びついてきた阿蘇の歴史について学びました。
夜は宿の共有スペースに集まり、1日の振り返りや参加者同士の交流が続きました。少人数開催ならではの距離感の近さが、ツアー全体の一体感を高めていました。

2025.12.14 (Sun)

曇り(0℃/7℃)

当日の服装

昨日と同じく、サイクリングをおこなうため、動きやすい服装。ただし、寒さが増したためさらに防寒対策が必要。ミドルはダウンやフリースを着用し、ネックウォーマーも必須だった。

9:00 サイクリング・茅文化体験・酒造見学

3日目もEバイクでのサイクリングからスタートしました。
草原や田畑が広がる里山風景や森林地帯も走りながら、火山、草原、森、そして人の暮らしが連続してつながっていることを実感。

途中、茅文化体験としてしめ縄作りを体験しました。
茅は、屋根材や生活資材として古くから利用されてきた阿蘇の草原文化を象徴する素材であり、その手仕事を体験することで、草原を維持する意味についても理解が深まりました。
昼食は隠れ家的なレストランにて、地元食材をふんだんに使用したランチが提供され、参加者からも好評でした。釜戸で炊いたご飯のおこげが人気でした!

旅の締めくくりには、阿蘇の伏流水を使用する山村酒造を訪問し、酒造見学を行いました。阿蘇では、火山がもたらす豊富で良質な地下水が生活や産業を支えており、酒造りもその代表例のひとつです。新酒ができたばかりとのことで、玄関には青々とした杉玉が飾られていました。
自然環境と人の技が結びついた阿蘇の産業に触れることで、本ツアーのテーマを改めて実感する時間となりました。


心配されていた天候も大きく崩れることなく、3日間すべての行程を無事に実施することができました。寒さの厳しい条件下ではありましたが、参加者の皆さまは終始前向きにプログラムを楽しまれていました。
本ツアーでは、「火の国の大地と人の暮らしにふれる」、「自然とともに生きる暮らしを体感する」というコンセプトを、ハイキング、サイクリング、文化体験、食、宿泊を通じて具体的な体験として表現することができました。

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