Report

JP
EN
Tour Report
Tour Report

中部山岳国立公園 2023.09.08(金) - 09.09(土) 乗鞍の自然を楽しみながら保護を学ぶプレイアースアドベンチャー 2日間 Norikura Adventure | 2days

ツアーの詳細を見る (2024年度の募集は終了しました)
Overview

日本を代表する山岳景観を誇る中部山岳国立公園。切り立った岩壁、深く険しい渓谷、高山帯のお花畑やライチョウ、夏まで残る雪渓や溶岩台地など、多彩な山岳景観を呈しており、訪れる人々を魅了している。今回は、最南部である乗鞍岳を起点に様々なアウトドアアクティビティを楽しみ、自然環境の保護と利用のバランスを保つ地域の取組みも学ぶ1泊2日の旅となった。

Schedule
1日目
発着 松本駅 集合
食事 夕食
宿泊 乗鞍 白雲荘泊
  • 松本駅集合後、専用車で乗鞍高原へ。
  • 国立公園初のマウンテンバイクトレイルを駆け巡ります【約3時間】。 その後、乗鞍白雲荘(2,700m)へ。
  • コマクサやチングルマ、ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウなど、様々な種類の高山植物が咲き乱れる畳平をトレッキングします【徒歩約1時間】
  • 夕食後は、高山帯だからこそ見ることができる、満天の星空と全天を流れる天の川を観察します。
2日目
発着 松本駅 解散
食事 朝食・昼食
宿泊
  • 早朝、白雲荘を出発し、大黒岳(2,772m)の山頂を目指し、ご来光を拝みます【徒歩約1時間】。 専用車で五色ヶ原入口へ。
  • 1日当たりの利用者数が制限されているガイドウォークを楽しみます。約7kmの平坦な道のりの中でさまざまな風景を堪能できるコースです【徒歩約4時間】
  • 平湯温泉に立ち寄り、松本駅解散。

Daily Digest

2023.09.08 (fri)

     

曇り時々雨(25℃/19℃ )

当日の服装

乗鞍高原ではベースレイヤーにシェルジャケットの組み合わせで過ごせるが、宿泊先の白雲荘では標高が2705mに位置するので、ダウンジャケットが必須。

10:00 松本駅に現地集合、出発

台風の影響で電車の遅延や運休もあったが、無事に松本駅へ集合ができ、バスに乗り込み乗鞍岳の麓、乗鞍高原へ向かった。

12:00~15:00 マウンテンバイクで乗鞍高原周辺を散策

乗鞍高原ではマウンテンバイクを体験。白樺林を縫い心地よい風を浴びながらマウンテンバイクトレイルを駆け抜けた。今回利用したマウンテンバイクのコースは、7年の歳月をかけて完成した日本の国立公園初のマウンテンバイクが走行できるパブリックトレイル。多くの人々の思いが詰まった素晴らしいコースに感動。

乗鞍高原の美しい自然を、車ではなくハイキングやMTBで体験できるモデルルートを設定し、トレイル整備のための協力金の仕組みをトレイルヘッドに導入。整備協力金を払っていただいた方には、修景伐採木を使用した白樺コースターを配布。保護と利用の好循環を目指している。 スキー場内の作業道やかつて林業が盛んだった時代のトロッコ道等を整備してマウンテンバイクで利用できるトレイルコースを走行。

16:00 乗鞍白雲荘到着、1日目終了

夜は乗鞍岳の畳平に隣接する山小屋に宿泊。山上の鶴ヶ池に隣接する抜群のロケーションに位置する白雲荘は、百名山の乗鞍岳への拠点として有名だが、周辺にも多くのハイキングコースが設けられている。到着時はあいにくの天気だったが、山小屋とは思えない料理に舌鼓を打ち、就寝。

2023.09.09(sat)

晴れ時々曇り(14℃ / 10℃ )

当日の服装

早朝のご来光登山では、肌寒くベースレイヤーにフリース、シェルジャケット。下は中厚手のパンツにレインパンツを組み合わせた。バックパックには休憩中に羽織るためのダウンジャケットも。五色ヶ原のトレッキングでは、シェルジャケットを着用、薄手のフリースでも可。

04:30 ご来光を拝みに大黒岳へ

朝は4時に起床し、大黒岳に向け山小屋を出発。雨は上がっていたが、空を仰ぐと曇り空。時折、雲の隙間から満点の星空が垣間見られた。山小屋から歩いて30分程度で大黒岳の山頂に到着。周辺はガスに覆われ、ガスの向こう側にご来光の薄い光が揺れていた。ご来光は拝むことができなかったが、眼下には雲海が広がり壮大な光景を楽しむことができた。

 

09:00~14:00 五色ヶ原シラビソショートハイキング、そして平湯温泉へ

入山規制とガイド同行が義務付けられた特別な山域、五色ヶ原の森のトレッキングへ。20万年前に乗鞍火山の大規模な火山活動をきっかけに誕生した溶岩地形で、ゴスワラの原生林が多く残っている貴重なエリアだ。今回はシラビソコースを歩く。倒れた木には生命が宿り、原生林は命の繰り返しにより保たれていく。専門ガイドの話を聞きながら歩くことで、一人では感じられなかったことや気づけなかったことがある。五色ヶ原の森でじんわりとかいた汗を、奥飛騨で最も古く歴史のある平湯温泉で流し、旅の疲れを癒した。

           

17:00 松本駅へ到着、現地解散

ツアーの詳細を見る (2024年度の募集は終了しました)