紡がれる歴史文化と里山里海の暮らしを感じる伊勢志摩国立公園 2日間
2024.10.19(土)— 10.20(日)
伊勢志摩国立公園
Overview
このツアーで
体験できること
三重県中央部に位置する志摩半島とその周辺に位置する伊勢志摩国立公園は、里山里海が育む豊かな自然や受け継がれてきた歴史や文化など、人と自然の関わりを感じることのできる国立公園です。
今回のツアーは、山歩きの旅をキーワードに自分らしいアウトドアの楽しみ方を情報発信している「ランドネ」とコラボレーションし、伊勢・鳥羽を訪れ受け継がれる歴史文化や人々の営みと自然が織りなす風景、食などの地域の魅力を体感する旅となりました。
旅行企画・実施
Schedule
ツアースケジュールの目安
DAY 1
- 発着
- 伊勢市駅(09:30)
- 食事
- 朝- / 昼 〇/ 夕-
- 宿泊
- THY GUEST HOUSE
昼食は伊勢の郷土料理を堪能。
ハイキングでは伊勢志摩国立公園最高峰(標高555m)の山から望む景色も楽しみながら、多くの人々が歩いてきた道を辿ります。【所要約3時間】
DAY 2
- 食事
- 朝○(お弁当) / 昼 ○/ 夕-
初心者向けのコースですので安心してご参加ください。カヤックは2人乗り用になります。
午後、鳥羽マリンターミナル で解散。
※鳥羽マリンターミナルから鳥羽駅までは徒歩約10分です。
Daily Digest
ツアーのダイジェスト
曇り時々雨(26℃/21℃)
当日の服装
天候が目まぐるしく変化する1日であった。また湿度も高く、着脱のしやすいレイヤリングによるこまめな調整が必要であった。
伊勢市駅集合
伊勢市駅にゲストが集合。初めに神宮レクチャーを受けるため外宮参道ギャラリーへと向かった。神宮レクチャーでは伊勢のアウトドアショップBUD PALMSのオーナーであり、ガイドも務められている山本さんより伊勢や伊勢神宮について説明をいただき、そのあとに外宮参拝へと向かった。
伊勢神宮外宮参拝・ガイドウォーク
多くの来訪者で賑わう伊勢神宮外宮。衣食住・産業の守り神である豊受大御神が祀られる豊受大神宮や、別宮だけでなく、普段であれば通り過ぎてしまうような場所にも立ち止まりながら、その由緒や人々の想いを伺いながら進んでいく。「変えてはいけない守るべきものは守り、一方で変えた方がよいところは変えているんです。」と山本さん。社殿に使用された木材の循環や絶やさず受け継がれる技術、そして参拝路にも体現されるその言葉が強く印象に残っている。
内宮外宮御正殿の棟持柱は役割を終えると宇治橋の外側と内側の鳥居に用いられることを教えていただいた。その後も移築などにより長い間活用されていくとのこと。
参拝を終え、昼食は「お食事処 桂 外宮」へとお邪魔した。伊勢志摩地域の郷土料理である手こね寿司や伊勢うどんをいただいた。ボリュームのある美味しい昼食が午後のハイキングに向けた活力となったことは間違いない。
郷土料理の手こね寿司と伊勢うどんを味わえる御膳
伊勢志摩国立公園最高峰 朝熊山ハイキングへ
伊勢市駅から朝熊駅へと移動。登山口で準備を行いながら今回道案内をいただくアウトドアショップBUD PALMSの店長である山本さんに本日歩く道の説明を受けて早速歩き始める。伊勢志摩国立公園最高峰の朝熊山(朝熊ヶ岳)は標高555mと低山ではあるものの、約3.8kmをひたすらに登っていく道である。登った先には伊勢神宮の鬼門を守るお寺である朝熊岳金剛證寺がある。「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭でも唄われ盛んに参詣されてきた場所を目指し、多くの人々が今日に至るまで歩いてきた道を辿っていく。
「地元の人は朝イチで登ってお昼頃には降りてきますよ。」と山本さん。途中おちゃめな飾りがあったりと地域に親しまれていることがよく分かる。
道中にある町石。道しるべとして建てらている。
朝熊ヶ岳山頂でノウサギに出会った。サプライズな出会いに全員で姿が見えなくなるまで観察していた。
朝熊岳金剛證寺。静かな雰囲気のなか奥の院、ご本堂を訪れた。
朝熊山上広苑
展望地になっている朝熊山上広苑からは明日訪れる鳥羽方面を望むことができた。登ってくるまでの疲れがあるからこそ、より一層多島海景観が美しく見えた。
お宿は伊勢の中心にあるゲストハウス「THY GUEST HOUSE」にお邪魔した。それぞれ夜の伊勢を楽しみに出たり、共同スペースに集まりおしゃべりを楽しむことができるのもゲストハウスの魅力である。
晴れのち曇り
当日の服装
日差しは暖かいが風が強く、早朝は長袖、活動中は半袖で十分な気候であった。
早朝の伊勢神宮内宮参拝
秋晴れの早朝。伊勢神宮内宮を訪れると昼間とは異なる、凛とした雰囲気が漂っていた。外宮参拝でもお世話になった山本さんと宇治橋で合流し境内へと足を進める。前日教えていただいた、棟持柱が再利用された大鳥居もその変遷を思いまじまじと見てしまう。<br>五十鈴川の澄んだ流れや豊かな森、あたたかな木漏れ日に「とても気持ちが良いですね。」とゲストとも話し合う。正宮、別宮と参拝をし、宇治橋前で最後に「お参りすること」についてお話してくださった山本さん。何事も前向きに今ある環境に感謝をしていきたいと感じた。
伊勢から鳥羽へ
内宮参拝後、THY GUEST HOUSEへと戻り朝食を食べ鳥羽へと向かった。<br>鳥羽マリンターミナルに到着し、鳥羽のまちを愛し地域との繋がりを大切に様々なツアーを展開している海島遊民くらぶの江崎さん、田中さんと合流。先ずは漁師の町、答志島へと定期船で向かった。
漁師の町、答志島へ
「山の栄養が鳥羽湾へと流れ、海を豊かにしている。」と船のなかで鳥羽や国立公園についてレクチャーを受けた。答志島に到着し早速町歩きが始まると、港で作業をされている漁師の方に声をかけ、普段はどんな漁をされているのか、今はどんな作業をしているのかを普段の会話のように話しながら聞いていく。答志島のトロさわらは全国でもトップクラスの脂の乗り。技術を要するさわらの一本釣りでどうやってさわらがかかるのか、体を張った実演に大盛り上がり。また漁師の方の品質を保つ工夫にも関心が寄せられた。
市場見学
漁師町の暮らしの話を聞きながら、時には歌ったり、時には島民の方に声をかけておしゃべりをしたり・・と濃密な時間を過ごした。町のおとうふや「山下豆腐店」さんでいただいた揚げたてのひろうず(がんも)と豆乳の美味しさや、八幡祭が忘れられない。
また答志地区の市場見学では、衛生管理の高さに驚いた。水槽は綺麗に清掃されており、においも全くない。ここでは漁協の方に普段の様子や衛生管理の工夫などを伺ったあと、「みなさんで入札体験してみましょう!」と突如入札体験が始まった。答志島の市場での魚の仕入れは一発入札方式とのこと、仲買人さんたちが札を持ち、そこに1キロあたりいくらで購入するかを書き入れ一斉に見せる方式で、仲買人の目利きが問われる。一般的な価格を想像しながら「これくらいかな?」と皆さん札を出していく。1キロあたりというのが、なかなか難しい。この日は天気の影響で水揚げはなかったが、活気溢れる市場をぜひこの目で見てみたい。
途中立寄った島の町のおとうふや「山下豆腐店」さん。できたての揚げたてのひろうず(がんも)とすっきりとした飲みやすい豆乳がとても美味しかった。
昼食
昼食は島の食堂にお邪魔させてもらった。地元の食材に美味しくて優しい味付け、食べるたびに思わず「美味しい!」とつぶやいていた。
鳥羽湾でのシーカヤック体験
答志島から戻り、最後は鳥羽湾でのシーカヤック体験。養殖いかだが浮かぶ豊かな里海で無人島・三ツ島を目指すコース。はじめにカヤックの漕ぎ方や波が来た時の対応、注意が必要な生き物の話についてレクチャーを受ける。岸近くで実際に進んだり後退する練習をしてからいよいよ三ツ島を目指す。海上からの景色はもちろん、風や波を受けながらのシーカヤックはまさに非日常の体験。2人1組で声を掛け合いながら無事に全員で三ツ島に上陸!<br>少し滞在した後、帰りは養殖いかだやいかだ釣りの横を通りながら戻ってきた。「慣れてきたら終わっちゃった!」と、もっと楽しみたいと感じるコースであった。
鳥羽駅で解散
今回の旅はランドネとコラボレーションしたことでアウトドアアクティビティだけでなく地域の暮らしや食により深くふれる旅となった。今回の旅をきっかけに伊勢や鳥羽のファンになっていただけていたらとても嬉しく思う。
コラボレーションした「ランドネ」にも今回のツアーレポートが掲載されています!ランドネならではの目線でツアーの様子が深堀されていますのでぜひこちらもご覧ください。